エイベックスと音楽1

エイベックスの創業者で専務の松浦さんが辞任するというニュースの中で、社長の依田さんが元山水電気の取締役だったというのを知った。
山水か・・・。うちに30年あるステレオは山水だ・・・。音がいいんだよね。
昔CDが出始めた頃、音が悪いからすぐ消えるだろうと言われていたのに、あれよあれよという間にレコードの方が消えてしまった。(いま少し復活しているみたいだけれど)
レコード針の会社が倒産するとかしないとか聞いたような気がする。
レコードとCDを聞き比べるとレコードにはできる共鳴のようなものがCDには出来ないのでCDの音は平板で深みがないように聴こえる。
はじめの頃は皆CDの音は悪いと思っていたと思う。多分。(皆って誰だよ・・・誰かな)
でも、CDはレコードに比べて扱いが楽だ。
レコードは、高校のときの理科の先生の話によると1400回くらいで磨耗して聴けなくなるんだそうだ。
レコードはほこりが寄ってきてすぐ真っ白になるし、野菜炒めのようなジャリジャリジャリジャリって音がする。
レコードは大きい。
レコードは振動にものすごく弱い。
そして、レコードは針を盤面に落とすときのあの緊張感がたまらなく嫌だった。
ちょっとでも手がぶれると、針が溝と溝の間の山を削って新しい溝を作りそこでメビウスの輪を作ってしまって永久に最初から最後まで通しで聴くことが出来なくなってしまうのだ。昔は今と物価がちがうから今アルバム3000円だけど昔はもっと高く感じるようなものが毎回毎回オシャカの危機を迎えるのだ。お気に入りだとなおさら「聴かないで飾っとくか」ということになって一般人が気楽に音楽を楽しむような状況ではなかった。