ちなみに世界史が必須になる前の学習要綱は

高等学校学習指導要領 昭和53年(1978)改訂版
http://www.nicer.go.jp/guideline/old/s53h/

文部省発表
高等学校学習指導要領

昭和53年(1978)改訂版

明治図書

学校教育法施行規則(抄)

第4章 高等学校

第57条 高等学校の教育課程は,別表第3に定める各教科に属する科目及び特別活動によって編成するものとする。

第57条の2 高等学校の教育課程については,この章に定めるもののほか,教育課程の基準として文部大臣が別に公示する高等学校学習指導要領によるものとする。

第57条の3 高等学校の教育課程に関し,その改善に資する研究を行なうため特に必要があり,かつ,生徒の教育上適切な配慮がなされていると文部大臣が認める場合においては,文部大臣が別に定めるところにより,前2条の規定によらないことができる。

第63条の2 校長は,生徒の高等学校の全課程の修了を認めるに当たっては,高等学校学習指導要領の定めるところにより,80単位以上を修得した者について,これを行わなければならない。ただし,第57条の3の規定により,高等学校の教育課程に関し,第57条又は第57条の2の規定によらない場合においては,文部大臣が別に定めるところにより,これを行うものとする。

別表第3 略

 附則(昭和53年8月30日文部省令第31号)
1 この省令は,昭和57年4月1日から施行する。ただし,改正後の学校教育法施行規則第57条,第63条の2及び別表第3の規定は,同日以降高等学校の第1学年に入学した生徒に係る教育課程及び全課程の修了の認定から適用する。
2 前項の規定により改正後の学校教育法施行規則第57条,第63条の2及び別表第3の規定が適用されるまでの高等学校の教育課程及び全課程の修了の認定については,なお従前の例による。

○文部省告示第163号

 学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)第57条の2及び第63条の2の規定に基づき,高等学校学習指導要領(昭和45年文部省告示第281号)の全部を次のように改正する。

昭和53年8月30日  文部大臣 砂田 重民

http://www.nicer.go.jp/guideline/old/s53h/chap1.htm

第3款 各教科・科目の履修

 

1 次の各教科・科目は,すべての生徒に履修させるものとする.なお,その単位数は,標準単位数を下らないものとする.ただし,その各教科・科目の特質及び生徒の実態からみて,著しく履修が困難であると認められる場合に限り,その単位数の一部を減ずることができる.その際,第2章に示す教科及び科目の目標の趣旨を損なわない範囲内で,その科目の内容に関する事項について,基礎的・基本的事項に重点を置き適切に選択して指導するものとする.

(1) 「国語Ⅰ」,「現代社会」,「数学Ⅰ」,「理科Ⅰ」,「体育」及び「保健」
(2) 「音楽Ⅰ」,「美術Ⅰ」,「工芸Ⅰ」及び「書道Ⅰ」のうち1科目

2 普通科における各教科・科目の履修については,上記1のほか次のとおりとする.
(1) 「体育」について,全日制の課程のすべての男子に履修させる単位数は,11単位を下らないようにすること.
(2) 芸術について,すべての生徒に履修させる単位数は,3単位を下らないようにすること.

(3) 「家庭一般」は,すべての女子に履修させるものとし,その単位数は,4単位を下らないようにすること.

3 専門教育を主とする学科における各教科・科目の履修については,上記1のほか次のとおりとする.
(1) 専門教育を主とする学科においては,専門教育に関する各教科・科目について,すべての生徒に履修させる単位数は,30単位を下らないようにすること.ただし,商業に関する学科においては,上記の単位数の中に外国語に属する科目の単位を10単位まで含めることができること.また,商業に関する学科以外の専門教育を主とする学科においては,各学科の目標を達成する上で,普通教育に関する各教科・科目の履修により専門教育に関する各教科・科目の履修と同様の成果が期待できる場合においては,その普通教育に関する各教科・科目の単位を5単位まで上記の単位数の中に含めることができること.
(2) 「家庭一般」は,すべての女子に履修させるものとし,その単位数は,4単位を下らないようにすること.ただし,女子生徒数が極めて少数である場合は,この限りでないこと.

(3) 専門教育に関する各教科・科目の履修によって,上記1のすべての生徒に履修させる各教科・科目の履修と同様の成果が期待できる場合においては,その専門教育に関する各教科・科目の履修をもって,すべての生徒に履修させる各教科・科目の単位数の一部又は全部の履修に替えることができること.

 

日本史すら必修ではない